松坂 4敗目「思っている感覚と実際の球が違いすぎた」

[ 2012年9月4日 06:00 ]

<アスレチックス・レッドソックス>初回、スミス(左)に2ランを浴びたレッドソックス・松坂

ア・リーグ レッドソックス2―6アスレチックス

(9月2日 オークランド)
 レッドソックスの松坂はアスレチックス戦に先発し、初回にスミスに先制2ランを浴びるなど3回2/3を7安打6失点で4敗目を喫した。「先発の役割を果たせず、チームに申し訳ない」と唇をかんだ。

 試合後は「難しい」と漏らした。7回自責0だった前回に続く好投が期待されたが「思っている感覚と実際の球が違いすぎた」。前回150キロ前後で安定した直球は、大半が140キロ台前半。手術した右肘は日々状態が変わり、イメージ通りの投球ができない様子だ。

 初コンビの25歳の捕手、ラバンウェイとも呼吸が合わなかった。マスクをかぶった今季12試合でのチーム防御率は5・89。サイン交換について何度も話し合っていたが改善されなかった。ボビー・バレンタイン監督も「サイン伝達で問題があった」と松坂をかばった。

 契約最終年のシーズンも残り1カ月。来季へ向けたアピールが求められる中、「この先も先発できるか分からないが、同じようなことは繰り返したくない」と悲壮感を漂わせた。

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2012年9月4日のニュース