ダル 記録より勝利優先「パーフェクトはどうでも良かった」

[ 2012年9月4日 09:03 ]

ロイヤルズ戦の6回、ジアボテラへの四球で完全試合達成の夢がついえ、マウンドでがっくりするレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ8―4ロイヤルズ

(9月3日 カンザスシティー)
 レンジャーズのダルビッシュは3日、カンザスシティーでのロイヤルズ戦に先発し、7回3安打3失点(自責3)、6三振1四球で今季14勝目(9敗)を挙げた。

 立ち上がりから力のある直球で追い込み、多彩な変化球でロイヤルズ打線を翻弄。6回2死までパーフェクトな投球を披露した。しかし9番ギアボテッラにフルカウントからスライダーを投じたが、判定はボール。ダルビッシュは思わずマウンドにしゃがみこんだが、試合後には「ストライクかと思ったけど、映像を見直したらちょっとだけボール。切れが足りなかったのかな」と振り返った。

 ダルビッシュはこの四球でリズムを崩し、そこから3連打を浴びて3失点。完全試合もノーヒットノーランも完封も夢と散ったが、「パーフェクトはどうでも良かった。チームが勝てれば良かった」とサバサバ。「最近、勝てるチャンスをつくれていることに満足している」と後半戦初の連勝に納得顔だった。

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