岩隈 強打のエ軍打線から3勝目「僕の投球ができた」

[ 2012年8月13日 06:00 ]

<エンゼルス・マリナーズ>好投し、ベンチで笑顔を見せるマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ7―4エンゼルス

(8月11日 アナハイム)
 打たせて取る。マリナーズの岩隈が真骨頂を発揮して3勝目を挙げた。強力打線のエンゼルスを相手に7回0/3を6安打3失点の好投。「しっかり下半身を使って投げることができた。ストライク先行で打たせて取る、僕の投球ができた」と口元を緩めた。

 先発初勝利を挙げた7月30日ブルージェイズ戦では、マ軍新人球団記録の13奪三振。この日も要所で4三振を奪ったが、21アウト中9アウトを2球目までに取った。象徴的だったのは、初安打を浴びた直後の3回1死一塁。アイアネッタを内角低めに投じたツーシームで二ゴロ併殺打に打ち取った。前日にエースのヘルナンデスが5失点を喫し「内を攻めないと苦しくなると思った」と攻撃的な投球を心掛けた。1番トラウト、3番プホルスの強打者に対しても、果敢に内角を突く配球で計6打数1安打に抑え「最初の対戦の時点で内角を攻められたので、それが生きた」と話した。

 7回までに82球。メジャー初完投も見えたが、8回無死一塁からウェルズに2ランを許して降板。それでも「(完投は)いけたんじゃないかなと思うけど、そこにはこだわらない」と手応えを感じた86球を振り返った。

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2012年8月13日のニュース