藤浪 「長所」の荒れ球で14奪三振「次は完封を」

[ 2012年8月13日 15:33 ]

木更津総合戦に先発した大阪桐蔭・藤浪

第94回全国高校野球選手権大会第6日2回戦 大阪桐蔭8-2木更津総合

(8月13日 甲子園)
 138球を投げ、14奪三振2失点で初戦を完投勝利を収めたプロ注目の大阪桐蔭・藤浪は「野手が打ってくれたので落ち着いて投げられた」と白い歯を見せた。

 立ち上りは150キロ台の球速を連発したものの、ボールが荒れ球数が多くなった。それでも打線が先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ねると、制球も安定。「変化球で狙ってストライクをとれた」と藤浪自身が言うように、8回はスライダーで3者三振に仕留めた。

 西谷監督は「荒れ球が藤浪の短所でもあり長所でもある」とし、大阪予選からブルペンで調整し、この日に備えた右腕に合格点を与えた。

 春夏連覇に向けてチームは貫禄の圧勝で3回戦へ進んだ。「次は完封を狙いたい」とエースは気持ちのエンジンもかかってきた。

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2012年8月13日のニュース