バントせず!強気の神村学園 山本監督 智弁和歌山に勝ち感極まった

[ 2012年8月13日 10:28 ]

2回表、先制二塁打を放ちガッツポーズで一塁に向かう神村学園・二河

第94回全国高校野球選手権大会第6日2回戦 神村学園3―2智弁和歌山

(8月13日 甲子園)
 8年連続出場、名将高嶋監督率いる智弁和歌山相手に1点差の接戦を制した、神村学園・山本監督は試合終了後のインタビューの際、思わず感極まった。

 「ちょっと、まだ興奮して…。すみません」としばらく声を詰まらせ、言葉にならなかった。

 「最後まで勝てるとは思わなかった」という山本監督だが、甲子園ではよそ行きの野球をしなかったのが勝因の一つだった。2回と4回の好機にバントは一切せずに強気に打っていった。鹿児島大会でも犠打はわずか5。例年以上に投手力に自信のある智弁に対しても、今までやってきた野球をやって先制点と追加点を奪っていった。

 「もう少し点を取りたかった」と山本監督。しかし、強気で奪った先制点は、智弁和歌山に焦りを感じさせ、十分なプレッシャーになった。

 「選手が子どもの頃からあこがれていたはずの智弁に勝ったのは執念」と山本監督は、名門相手に臆せず戦った戦ったナインに目を細めた。

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