乱調の宮国　体重増で何かおかしい「ダメージでかいです」

＜巨・ヤ＞６回２死満塁、村中に押し出しの四球を与え降板した巨人・宮国は、ベンチでタオルを手にさえない表情

セ・リーグ 巨人１－６ヤクルト

（8月12日 東京Ｄ）
　宮国が自滅し、巨人の連勝は７で止まった。０―２の６回２死満塁から村中に押し出し四球を与えると、原監督が投手交代を告げた。５回２／３を６安打３失点で、自己ワーストの６四死球。２敗目を喫した２０歳の右腕は「今までにない感情があった。本当に“どうしよう”という感じでした」と戸惑いを見せた。

　初球、１４２キロの直球が低めに外れた。「１球目を投げたときから、きょうは調子が良くないなと思った」。予感は的中。３回に２四球絡みで先制点を許し、６回にも追加点を奪われた。「メンタル面の弱い部分が目立った」と自己分析した。

　約２カ月の２軍生活を経て復帰後、４試合で１勝２敗。川口投手総合コーチは「力強さが出た分、コントロールを失っている」と２キロ増の７８キロになった体をまだ扱いきれていないと指摘する。宮国は「久しぶりにダメージがでかいです」と唇をかんだ。

　▼巨人・原監督（５回２／３を６四死球３失点の宮国について）見ての通りです。本人も反省の残る投球だったでしょう。