虎を3タテ!巨人4連勝 阪神は75試合目で自力V消滅

[ 2012年7月8日 16:48 ]

<巨・神>5回、巨人打線につかまり降板する阪神先発の安藤(16)と和田監督(左)

セ・リーグ 巨人3―2阪神

(7月8日 東京D)
 首位・巨人が3―2で阪神を下し4連勝。ホールトンは7回4安打1失点の好投で6勝目を挙げた。阪神は5年ぶりの6連敗を喫し、75試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した。

 初回、阪神は3人で攻撃終了。その裏、巨人は長野の一塁内野安打を足がかりに2死三塁の先制機をつくったが、4番村田は遊ゴロに倒れた。

 2回も阪神は三者凡退。巨人は2死からエドガーの左二塁打と四球で一、二塁としたがホールトンは二ゴロ。またもチャンスを逃した。

 阪神は3回、今成の二塁打で2死二塁とすると、1番マートンがカウント1―1からホールトンのチェンジアップを捉え、中前へ適時打。前日ノーヒットに終わった助っ人が崖っ縁の阪神に先制点をもたらした。しかしその裏、巨人がすかさず同点に。長野、谷の連打で1死二、三塁とし、村田の右犠飛で追いついた。

 4回、巨人は高橋由、エドガーの連打で無死一、三塁とし、古城の中前適時打で勝ち越し。なおも1死二、三塁としたが追加点は奪えなかった。

 5回、巨人は坂本の左前打と村田の死球で無死一、二塁とし、先発の安藤をKO。阿部は2番手加藤の初球のストレートを狙いすまして右前に運び、1点を追加した。なおも無死満塁のチャンスも、加藤の前にエドガー、矢野、ホールトンが三者連続の空振り三振を喫した。

 6回はともに三者凡退。7回、阪神は2死から新井良とブラゼルの連打で一、三塁としたが、ホールトンは代打桧山をチェンジアップで右飛に打ち取り、ピンチを脱した。ホールトンは7回を終えて4安打1失点の好投。

 巨人は8回から山口が登板し、今成、代打・関本、マートンを空振り三振に斬る完ぺきな投球。9回はマシソンが新井貴、新井良に連打を浴びて1点を失ったが、最後は代打・浅井を遊ゴロに打ち取った。

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