原監督 中畑監督に圧勝「きょうの試合展開が理想」

[ 2012年4月14日 06:00 ]

<D・巨>試合前、メンバー表を交換し、DeNA・中畑監督(左)と握手を交わす巨人・原監督

セ・リーグ 巨人6-0DeNA

(4月13日 横浜)
 固い握手に、宣戦布告の思いを込めた。プレーボール直前に行われたメンバー表交換。「これから長い勝負が続くんだという、そういう誓いというか思いで、いい握手ができたと思う」。巨人・原監督はDeNA・中畑監督の右手を、他のどの監督の時よりも強く握り返した。

 そんな熱い思いで、試合も圧倒した。3本塁打を含む今季最多タイの13安打で、沢村は1安打完封。試合後は「相手は関係なくジャイアンツの戦い方、戦う形さえあればそこそこ戦える」と、敵将をあえて意識しないそぶりを貫いたが、意気込みは強かった。

 2月25日、沖縄・那覇でのオープン戦初対決。高い注目度を承知しながら「真剣勝負はシーズンが始まってから。その辺は徐々に高めていこうと思っている」と話した。そんな真剣モードが表れたのは9回だ。寺内への頭部死球で打席まで駆け寄った。

 中畑監督も謝罪のため近寄ってきたが、目を合わせることもなくベンチへ戻った。よく知る間柄であるからこその、勝負に徹する意思表示だった。

 「きょうのような試合展開が理想ですね」。チームは4連勝。憎らしいほどの強さを見せつけ、第1ラウンドに圧勝した。

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2012年4月14日のニュース