育成テスト中も3回0封 160キロ右腕“飛び級”支配下登録も

[ 2012年2月25日 06:00 ]

<ソ・斗>3回を無失点に抑えた育成テスト生のパニアグア

練習試合 ソフトバンク10―4韓国斗山

(2月24日 生目第2)
 育成選手として入団テストを受けているソフトバンクの助っ人2人が快投を演じた。ドミニカ共和国出身21歳の160キロ右腕パニアグアが、韓国・斗山との練習試合に先発して3回2安打無失点。直球は最速で153キロをマークするなど、育成はおろか「飛び級」の支配下選手登録される可能性すら出てきた。

 「全力を出し切った。日本でやりたいし、いい結果が出ればいいね」。初回に1死三塁とされたたものの、自慢の直球で押しまくるなどして08年の首位打者・金賢洙(キムヒョンス)を二ゴロ。06年WBC韓国代表の4番・李東柱(イドンジュ)は空振り三振に仕留めた。視察した秋山監督は「あると思うよ」と早くも「合格」を示唆した。

 この試合が最後の実戦テストだったが、その内容から球団側は当初の育成選手ではなく、支配下選手での獲得も検討。早ければきょう25日にも首脳陣と話し合い、方向性を出すことになった。また、ともにテストを受けたメサは2回無失点。最速154キロをマークしたが、石渡茂編成・育成部長は「球速はあるが25歳という年齢もあるし、どうか」と話した。

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2012年2月25日のニュース