安い、軽い、低い…楽天の“三低”4番が初安打初打点

[ 2012年2月25日 06:00 ]

<韓国サムスン・楽>6回1死一塁、楽天・牧田は右中間に適時二塁打

練習試合 楽天1―7韓国サムスン

(2月24日 赤間)
 新主砲が第一歩をしるした。4番に座って2試合目の楽天・牧田が6回1死一塁から、内角の直球に肘を畳んで右中間フェンス直撃の適時二塁打。4番として初安打初打点をマークした。

 「ホッとしました。理想とする打球。1、2打席目は力んだが、力を抜いてビュッと打とうと思っていました」。福井・鯖江高で経験はあるものの、プロでは12年目で初めて4番を務める。年俸2500万円、体重78キロは12球団の4番で最安値、最軽量。さらに、星野監督からの4番指名には「しんどいっスよ。僕はどこでも出られりゃあいいんです」と腰まで低い。「三高」の逆をいく「三低」の4番だ。

 8回1死満塁では、初球を狙って三ゴロ併殺打に倒れたが、大久保打撃コーチは「初球から振り切るのがベスト。あれでいい」と背中を押す。試合後、牧田は「(4番は)慣れないっス。なじまないと思います」。人柄は謙虚でも、楽天に「牧田時代」が到来する予感は存分に漂っている。

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2012年2月25日のニュース