薬物使用疑惑のブ軍・ブラウン 異議認められ処分なし

[ 2012年2月25日 06:00 ]

 大リーグ選手会は23日(日本時間24日)、禁止薬物使用の疑いで50試合の出場停止処分を問われていたブルワーズのライアン・ブラウン外野手(28)の異議申し立てが認められたと発表した。

 調停委員会が2―1の評決で申し立てを認め、処分は科されなくなった。薬物規定違反の調停で選手側の訴えが通ったのは初めて。ブラウンは「うれしく思う。名誉回復への第一歩。真実はわれわれにある」と声明を発表した。今後は大リーグ機構が承認して正式決定となるが、機構は「決定に猛反対」としている。

 ブラウンは昨季、打率・332、33本塁打、111打点の活躍でチームを地区優勝に導き、リーグMVPを初受賞。昨年10月のリーグ優勝決定シリーズ敗退後、ドーピング検査で筋肉増強効果のあるテストステロンに陽性反応を示したが、一貫して潔白を主張していた。

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2012年2月25日のニュース