和田&小池の2発で先勝!4年ぶり日本一へ好発進

[ 2011年11月12日 18:39 ]

日本シリーズ 中日2―1ソフトバンク

(11月12日 ヤフーD)
 中日が2発で、交流戦で9連敗と鬼門の敵地で第1戦を奪った。6回まで無安打。ただ、中日ベンチに焦りはなかった。重いムードを払ったのが、7回1死で打席に入った和田だった。2球目の変化球を「1、2、3のストレートのタイミングで」振り抜くと、打球はライナーで左翼スタンドに飛び込んだ。「2、3点差じゃなく1点差だったので。何とか点を取らないと、と思っていた」。今季は極度の打撃不振で「ここまで苦しい1年はなかった」ほどの屈辱を味わった男が意地を見せた。

 さらに、1―1の延長10回には小池が、鋭い読みで決勝本塁打。馬原との対戦。2球目に沈む球に空を切らされ「ひどい空振りをしたので、もう1球くるのかなと頭の片隅にあった」という。追い込まれてからボール一つを挟み、勝負に来た4球目のフォークボールを、今度は逃さなかった。

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2011年11月12日のニュース