松井「何もない」と交渉長期戦覚悟もトーリ氏がエール

[ 2011年11月12日 06:00 ]

毎年恒例ジョー・トーリ氏のパーティー前、記者の質問に答えた松井秀喜

 アスレチックスからFAとなっている松井が、ヤンキース時代の監督ジョー・トーリ氏(現大リーグ機構副会長)の慈善基金パーティーに出席した。

 FAとなって以来初の公の場だったが、交渉の進展は「何もない。まだまだ時間がかかると思う」と説明。DH制のないナ・リーグも含めた30球団OKの姿勢で、年内に去就を決めるこだわりも「ないですよ」と、越年も辞さない構えを見せた。トーリ氏は「彼が望めば多くの球団が交渉のテーブルに着く。打てるし時々外野を守れるし、その存在感はチームの利益になる」とエールを送った。

 松井はパーティー開始から約50分遅れて到着。会場前のレッドカーペットは既に片付けられていたが「わざと避けたんです。あそこはニューヨーカーたちが歩くところだから」とうそぶき、持ち前のマイペースぶりを発揮していた。

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2011年11月12日のニュース