斎藤力投実らず、ブルワーズ連敗…第5戦「死闘覚悟」

[ 2011年10月7日 06:00 ]

ダイヤモンドバックス戦の8回に登板し、1回を1安打無失点だったブルワーズ・斎藤

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ブルワーズ6―10ダイヤモンドバックス

(10月5日 フェニックス)
 斎藤の力投も実らず、ブルワーズが2連勝後の2連敗で逆王手をかけられた。4点ビハインドの8回、1イニングを1安打無失点。「勝っている状況とは違う。打者の懐にどんどん攻めていこうと思った」と振り返った。テンポと勢いを重視して内角へのツーシームを多投。安打と死球を許しながら踏ん張ったが、逆転にはつながらなかった。

 チームは初回、ロバーツに満塁本塁打を浴びるなど10失点。データ専門会社エライアスによれば、ポストシーズンでの2戦連続満塁被弾は、1977年リーグ優勝決定シリーズでフィリーズがドジャース相手に喫して以来、34年ぶり2度目の屈辱となった。

 斎藤は「追い込まれたときの強さがプレーオフでは必要。総力戦の死闘を覚悟している」。地区シリーズで本拠地2連勝スタート後、2連敗したチームは過去3度全て敗退。不吉なデータを払しょくすべく、第5戦へ決意をあらたにしていた。

 ≪過去3球団は敗退≫現行の地区シリーズが導入された95年以降、本拠地で2連勝後に2連敗して第5戦を迎えたのは95年ヤンキース、99年インディアンス、03年アスレチックスの3度。ナ・リーグでは初だが、アの過去3球団はいずれも3連敗を喫して敗退している。また、両リーグ4カード中、3カードが第5戦までもつれたのは01年以来2度目。

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2011年10月7日のニュース