斎藤 自己最多8K!6試合ぶり6勝目に「ホッ」

[ 2011年10月7日 06:00 ]

<日・楽>武田久(左)からウイニングボールをもらい笑顔の斎藤

パ・リーグ 日本ハム2-0楽天

(10月6日 札幌D)
 右翼席の上に掲げられた「奪三振ボード」は毎回めくられた。日本ハム・斎藤が7回で自身最多となる8K。4安打無失点に抑え「勝つことへの難しさとうれしさを感じた。ホッとしています」と6試合ぶりの白星となる6勝目の喜びをかみしめた。

 初回1死満塁のピンチをカットボールで空振り三振。「直球が低めにいったので、カットボールも同じ軌道でいけた」と左打者が6人並ぶ楽天打線を手玉に取った。直球も力強く、そして丁寧にコーナーを突いた内容に梨田監督も「今までで一番安心して見ていられた」と満足げだ。次回は12日オリックス戦(京セラドーム)に先発する。2位死守へ、好調なライバルとの直接対決。「まだ日本一は残っている」と力強く言った斎藤が、40日ぶりの白星と自信を手に、目標に向けさらに成長を続けていく。

 ≪自己最多の8K≫斎藤が7回無失点で6勝目を挙げた。先発し7回まで無失点に抑えたのは8月27日の西武戦以来だが、この時は8回に3失点。無失点で切り抜けた試合では8月2日ロッテ戦の6回を上回る最長イニングになった。また、この日の8奪三振は5月1日と7月17日の西武戦で奪った各5三振を上回る自己最多。

 ▼日本ハム・鶴岡 直球とカットボールが完璧で投げ損じがなかった。負けられない試合であれだけの投球ができたので素晴らしかったと思う。

 ▼日本ハム・芝草投手コーチ 直球が凄く良くなって驚いた。プロに入って今が一番良いのではないか。

 ▼楽天・中村 前回対戦のイメージと違った。スライダーが切れて、直球も3、4キロ速く感じた。

 ▼楽天・銀次 ボールが動いている分、捉えきれなかった。次、頑張ります。

 ▼楽天・牧田 抜けた球を狙っていたけど、来なかった。外角の出し入れで、カットボールをうまく打たされた。

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2011年10月7日のニュース