執念見せた巨人 土壇場9回に4点追いつき首位中日とドロー

[ 2011年10月7日 21:50 ]

9回巨人1死一、三塁、高橋由が右中間に同点の2点二塁打を放つ。投手浅尾

 プロ野球、中日―巨人19回戦は7日、ナゴヤドームで行われ、巨人が土壇場の9回に4点差を追いつき、延長10回の死闘の末、4―4で引き分けた。2位のヤクルトが広島に1―0で勝ったため、首位中日とヤクルトは0・5のゲーム差となった。

 前日(6日)に首位に浮上した中日と5・5ゲーム差で追う3位・巨人の激突。中日は吉見、巨人は内海と今季16勝を挙げている両エースが先発した。

 初回、巨人は先頭の坂本が左翼線二塁打で出塁、1死一、二塁と絶好の先制機を迎えたが、阿部が中飛、ラミレスが三ゴロに倒れて無得点。その裏、中日は1死満塁から谷繁の三ゴロの間に1点を先制。さらに2死二、三塁から和田の右中間への適時二塁打で2点を追加、いきなり3点を先取した。打撃の調子が上向きつつある和田は「ランナーが得点圏にいたので、気合全開でいった」と価値ある一打を振り返った。

 巨人は2回も無得点。その裏、中日は2死満塁のチャンスを作ったが、ブランコが三振。ここは内海が踏ん張った。

 3、4回は両チームとも無得点だったが、中日が5回にブランコの左越え13号ソロで1点を追加。リードを4点に広げた。内海は5回で降板。

 試合は4―0まま終盤へ。巨人は9回、先頭の坂本が左前打、1死後、長野が四球を選んで一、二塁とし阿部の二塁打で2点。中日は吉見に代えて浅尾をマウンドへ。しかし、ラミレスがニゴロ失で生きて1死一、三塁。ここの場面で高橋由が右中間を破る2点適時二塁打を放ち、巨人は土壇場で同点に追いついた。

 中日は4―4の10回1死一、二塁のチャンスを作ったが、代打の中田亮が遊ゴロ併殺に倒れた。

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