雄星プロ初勝利!「少しは恩返しできた」

[ 2011年6月30日 21:19 ]

3回オリックス2死一塁、坂口を空振り三振に仕留め雄たけびを上げる西武・菊池

パ・リーグ 西武6-2オリックス

(6月30日 京セラD)
 西武先発の菊池が、2年目で念願のプロ初勝利を挙げた。テンポの良い投球で6回途中まで2安打2失点。打線も一回に2点を先制すると、中村が2本塁打を放つなど着々と加点した。

 菊池は最速145キロとかつての球速はない。ただ、スライダーを中心とした変化球を丁寧に低めに集めた。5回に一発を浴び、6回に続けて四球を与えたところで降板。「次回はしっかり最後まで投げたい」と課題も残しつつ、先発の役目は十分果たし、お立ち台では「少しは恩返しできたと思います」と語った。

 打線も序盤から援護。1回に先制打を放った中島が「雄星が先発なのでまだまだ点を取りにいく」と言うと、4番の中村は3、7回にソロ。3試合連続でアーチをかけた。4回に適時二塁打の浅村も「雄星が投げているので1点でも多く」と奮起した。

 記念球は「両親も喜ぶが、一番待っていた監督に贈りたい」と菊池。小学生の自分を見いだし、プロへ導いてくれた岩手・花巻東高の佐々木監督に届けるつもりだ。

 ▽渡辺監督(プロ初勝利の菊池に)「腕が振れて変化球でストライクが取れれば、このくらいの投球はすると思っていた」

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2011年6月30日のニュース