遅刻魔復活!松井 打撃練習に間に合わずも二塁打 

[ 2011年6月30日 06:00 ]

<アスレチックス・マーリンズ>2回無死、左翼線二塁打を放つ松井

インターリーグ アスレチックス1―0マーリンズ

(6月28日 オークランド)
 アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が28日(日本時間29日)のマーリンズ戦で、珍しい「スミ1被安打勝ち」に貢献した。先発・ゴンザレスからベイリーへと無失点リレー。許したのは初回の先頭打者・ボニファシオに許した右前打のみで、エース左腕は8回9奪三振の快投。9回は守護神が締めて、ア軍は1―0で勝利した。

 「(投手が)1安打だからね。素晴らしかったですね」。投手陣を称えた松井のバットが白星を演出した。2回無死で、外角低めのスライダーを拾って左翼線二塁打。「芯には当たりましたけど、落ちたところがよかった」。三進後、犠飛で生還して唯一の得点となるホームを踏んだ。

 日米通算500本塁打に王手をかけてから9試合足踏み。相手投手の警戒が強まり、厳しい外角攻めが増えている。打球方向に「意識はない」と言うが、最近の4安打はすべて中堅から左方向としっかり対応している。

 この日は室内での打撃練習が通常よりも約10分早く始まり、松井が入る予定だった組に間に合わず。「まさかあんなに早く始まるとは思わなかったんで」と苦笑したが、遅刻した時ほど打つのは松井の真骨頂だ。 

 ▼ア軍・ゴンザレス(初回の先頭打者に許した1安打のみで8回無失点)電話が鳴りやまなかった。(故郷フロリダから家族が応援に訪れ)みんなが見てくれていた。

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2011年6月30日のニュース