人気者ゆえの苦労…斎藤 リハビリ期間で精神面も回復

[ 2011年6月30日 06:00 ]

<日・ロ>斎藤は自己最長の7回を投げ4失点で初黒星

パ・リーグ 日本ハム1-4ロッテ

(6月29日 札幌D)
 約1カ月半に及ぶ鎌ケ谷での2軍生活。そこで日本ハムの斎藤は何を感じ、どんな日々を過ごしていたのか。日本ハムの2軍選手には毎日、日誌が課せられており、その日の目標と達成具合を書き記す。斎藤にとっても一日を振り返る大切な時間となった。

 野球のことからプライベートまで。勇翔寮教官の本村幸雄選手教育ディレクター(39)は「斎藤は自分が立てた目標に対してしっかりクリアしていくことができる選手」と話す。左脇腹を痛めてから復帰までの51日間。しっかりと復帰への道筋を立て、一つ一つ課題をクリアしてきた。

 五十嵐2軍監督、島崎2軍投手コーチらは「明るくなった。笑顔が増えた」と口をそろえる。キャンプから新人で唯一1軍でプレーしていた右腕には見えない苦労があった。しかし、鎌ケ谷では同期生の乾らと毎日筋トレに励むなど重圧から解放され、体を鍛え直した。その結果体重は4キロ減り、体の切れが増した。

 「1軍にいた時よりも成長するという気持ちを忘れなかった」と2軍生活を振り返った斎藤。復帰戦を勝利で飾ることはできなかったが、自分を見つめ直す貴重な1カ月半だった。

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2011年6月30日のニュース