巨人 ロッテのサブローを緊急補強…GM「刺激を」

[ 2011年6月30日 06:00 ]

 巨人は29日、ロッテとの交換トレードでサブロー外野手(35=本名・大村三郎)を獲得したと発表した。ロッテには工藤隆人外野手(30)が移籍(プラス金銭)する。低迷の大きな要因となっている打線の強化が狙い。ロッテ時代に「つなぎの4番」として、日本一も経験した右打者が反攻の切り札として加わる。登録名は本名に戻し、背番号は0となる予定。30日に東京ドームで入団会見を行う。

 17年目のサブローは5月4日の西武戦(西武ドーム)で死球を受けて右手薬指を打撲し、1軍出場は19試合。ルーキー伊志嶺の台頭もあり、2軍暮らしが続いていた。しかし、勝負強い打撃は魅力で、原監督は「彼のキャリアと技術を胸を張って堂々と巨人に来て発揮してほしい」と期待。30日に入団会見を行うサブローは「大好きなロッテのユニホームを着てプレーできなくなるのは寂しいですが、新天地で活躍することが恩返しと思って頑張ります」とコメントした。

 巨人は新外国人のジョシュ・フィールズ内野手(28)とも契約合意に達しており、新戦力で巻き返しを図る。

 ◆サブロー(本名・大村 三郎=おおむら・さぶろう)1976年(昭51)6月1日、岡山県生まれの35歳。PL学園では1年秋からベンチ入り。3年春のセンバツは4強。94年ドラフト1位でロッテ入団。99年から頭角を現し、05年には4番を務め、チーム31年ぶりの日本一に貢献した。1メートル81、85キロ。右投げ右打ち。

 ◆工藤 隆人(くどう・たかひと)1981年(昭56)3月30日、青森県生まれの30歳。弘前実では1年夏に甲子園出場。青森大からJR東日本に進み、03、04年に都市対抗出場。04年ドラフト9巡目で日本ハム入団。08年にマイケル中村とともに二岡、林との交換トレードで巨人に移籍した。1メートル71、73キロ。左投げ左打ち。

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2011年6月30日のニュース