やり返した!初勝利献上のロッテ 斎藤に初黒星つけた

[ 2011年6月30日 06:00 ]

<日・ロ>5回1死二塁、伊志嶺が斎藤から右中間へ適時二塁打を放つ

パ・リーグ ロッテ4-1日本ハム

(6月29日 札幌D)
 黄金ルーキーにプロ初黒星をつけたのもロッテだ。4月17日のデビュー戦(札幌ドーム)でプロ初勝利を許した斎藤に対し、打線が雪辱。やられたらやり返す。立役者は岡田、伊志嶺の若き1、2番コンビだった。

 0―0の5回1死満塁。岡田が高めに浮いた132キロカットボールを叩いた。前進守備の中堅・糸井の頭上を越える走者一掃の左中間三塁打。「ゾーンを上げて甘い球を積極的に打ちに行った」と胸を張った。続く伊志嶺も141キロ直球を右中間へ適時二塁打。大学日本代表で斎藤の同僚だった23歳が4点目を叩き出した。親友とのプロ初対戦に「気合が入った。意識するなというのは無理だった」と気迫がみなぎっていた。

 前回対戦では低めのボール球に手を出して内野ゴロ10個。ミーティングで低めの見極めを徹底していた。西村監督は「前回やられているので誰だって負けたくない。岡田、伊志嶺がよく打ってくれた」とうなずいた。試合前、チームの外野陣を支えたサブローのトレードが発表された。その中、次世代を担う若手外野手が躍動してつかんだ1勝だった。

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2011年6月30日のニュース