セガサミー 2年ぶり4度目の都市対抗出場決めた!

[ 2011年6月30日 06:00 ]

都市対抗野球・東京2次予選第3代表決定戦

(6月29日)
 第82回都市対抗野球の東京2次予選第3代表決定戦が29日行われ、セガサミーが7―5で東京ガスを下し、2年ぶり4度目の本大会出場を決めた。就任1年目の西詰嘉明監督(41)は、昨年まで監督を務め現在はNTT西日本の佐々木誠コーチ(45=元西武)との対戦を熱望した。

 監督として味わう胴上げはまた格別だった。昨季まで投手コーチを務め、今季から指揮を執る西詰監督は3度宙を舞った後「選手の勝ちたいという強い気持ちが、少しだけ相手を上回ったんだと思います」と感慨深げに振り返った。

 28日の第2代表決定戦ではNTT東日本に0―5で完敗。この日も初回に先頭打者弾を浴び先制されるなど、前日を思い出させるような立ち上がりだった。それでも5回。1死一、三塁から、兼田が頭より高い完全なボール球にバットを当てる奇跡的なスクイズ(記録は内野安打)を決めて同点。これで勢いに乗ると、この回一挙に6点を奪い試合をひっくり返した。兼田は「もう一度やれと言われてもできない。とにかく気持ちだけで転がしました」と会心の笑みを浮かべた。

 昨季は本大会出場を逃した末、打撃コーチの2年間も含め5年間チームを指導した佐々木前監督(現NTT西日本コーチ)が退任。今季は再出発の年と位置づけ、そして見事に1年目で結果を出した。NTT西日本はすでに本大会出場を決めているだけに「楽しみですね」と西詰監督は前監督にチームの成長した姿を見せるつもりだ。

続きを表示

2011年6月30日のニュース