11年連続のハードルは高い イチロー 一番遅いペース

[ 2011年6月30日 10:53 ]

ブレーブス戦の9回、打席の準備をするマリナーズのイチロー。今季は92安打で折り返しとなった

 マリナーズのイチローは29日、シアトルでのブレーブス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。内容は空振り三振、一ゴロ、右前打、空振り三振で、打率は2割7分5厘。チームは3―5で敗れた。

 イチローは五回の3打席目、右前にはじき返して好機をつくったが、得点にはつながらなかった。この日記録したヒットはこれだけで、今季は92安打で折り返しとなった。

 過去10年で最も遅かった2008年をさらに下回るペースだ。3年前は81試合目のパドレス戦で5安打してちょうど100本に乗せた。今季は5月の不振が響いて、当時より8本少ない。

 メジャーでは7月以降の月間40安打以上が10度ある。「11年連続200安打」へのハードルは高いが、再び40本以上をマークする“好調月”が現れれば、望みは広がる。(共同)

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2011年6月30日のニュース