痛恨の失投…マー君「最悪の形で点を与えてしまった」

[ 2011年5月27日 06:00 ]

<横・楽>6回、村田(手前)に2ランを打たれガックリの田中

交流戦 楽天1―2横浜

(5月26日 横浜)
 楽天・田中が点を取られるとしたら、こんな形でしかなかった。同点の6回2死一塁から初球の抜けたスライダーはまさに失投。村田に決勝2ランを浴びた右腕は「スライダーが甘くならないように腕を振ったのにぬるくなった」と肩を落とした。

 前回20日のヤクルト戦(Kスタ宮城)は15奪三振、1失点で完投勝利。ただ143球と球数が多かった。この日はプロ初対戦の横浜に序盤から最速153キロの直球を軸に早めの勝負を挑み、5回を終えて61球。2、4回の得点機で中谷が空振り三振に倒れるなど味方の援護がない中、6回の村田は絶対に長打を避けなければいけない場面だった。7回2失点での2敗目に「(6回は)1点が重くなっていく展開で最悪の形で点を与えてしまった」と悔やんだ。

 チームは3連敗で今季最多の借金5。星野監督は「打線が点を取れないとこうなるし、点を取ると投手が打たれる」と投打がかみ合わない現状を嘆き、田中については「(村田の一発は)田中にしてはあの1球は不用意だった」とエースとしての奮起を促した。

 ▼楽天・佐藤投手コーチ(田中について)何も言うことない。(村田の2ランは)抜けスラを投げやがって。田中にはやってもらわないと困る。

 ▼楽天・嶋(村田の2ランについて)変化球でボールから入ろうとした。うまく狙い打たれた。僕の責任です。

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2011年5月27日のニュース