敗戦に光…中東&松山、1軍生き残りアピール

[ 2011年5月27日 06:00 ]

交流戦 広島2―3西武

(5月26日 マツダ)
 敗戦の中に確かな光明があった。広島はこの日、出場選手登録された中東と松山がそろって安打を記録するなど、1軍生き残りを猛烈アピールした。

 中東は8番左翼で昨年4月15日ヤクルト戦(マツダ)以来のスタメン出場。3回1死、牧田から08年4月6日横浜戦(広島市民)以来となる安打を記録し、10回1死二塁の場面では片岡の打球を右後方に走り、ダイビングキャッチするなど、攻守で全力プレーを披露した。ルーキーイヤーの08年以来の1軍昇格となった松山も同点の8回1死で代打で登場し、左前にプロ初安打を記録。中東は9回2死一、二塁のサヨナラ機に凡退した打席を挙げ「ああいう場面で1本打てる選手になりたい」と表情を引き締め、松山も「いつかチャンスが来ると思って練習していた」と高いモチベーションを口にした。

 野村監督は「2人にヒットが出たことは良かった。だが勝って、どれだけチームに貢献したか、ということが彼らの自信になる」と話す。結果を出し、チームを勝ちに導き、1軍に生き残る。赤ヘル軍団の生存競争は激しさを増してきた。

 ▼広島・バリントン(8回2失点も3戦白星なし)勝敗は自分でコントロールできない。個人よりもチームを考えている。

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2011年5月27日のニュース