楽天 夢込めた「虹」の新ユニホーム発表

[ 2011年5月3日 06:00 ]

楽天新ユニホームを披露する青山(左)と永井

 東北の夢が込められた新ユニホームが初披露された。楽天が2日、Kスタ宮城で第4ユニホーム「イーグル・レインボー」を発表。本拠で開催される28、29日の交流戦・阪神戦と6月11、12日の同・中日戦の全4試合で着用する。

 おなかの部分に7色のライン。チームカラーのクリムゾンレッドを一番下に置き、黄色やオレンジ色が配色された。球団創設7年目と星野監督の背番号「77」も表現している。少々派手なデザインに照れた指揮官だが「昔の(大リーグ)アストロズみたいやな」と気に入った様子だ。

 虹には「子供たちの夢の懸け橋」と「球団史上初のリーグ優勝」の思いが込められた。夢、は星野監督が色紙にも記す大好きな言葉。その思いを表現したユニホームといっていい。

 交流戦を戦った後、ユニホームはチャリティーオークションにかけられる。収益は東日本大震災の震災孤児へ全額寄付される。震災孤児の支援について「子供たちのためになるから大賛成」と同調していた指揮官の心意気そのものだ。

 モデルを務めた青山は「このユニホームを着て、被災された方に勇気を与えるプレーを見せたい」と語り、永井も「夢の懸け橋を上がっていけるようにしたい」。そして「4試合全てに勝って、お立ち台で被災地へメッセージを送りたい」と口をそろえた。

 球団としては今季1勝につき100万円の支援金に続く試み。選手会長の嶋も「長期的に支援をしていかないといけない。野球はもちろん、それ以外でもできることをやっていきたい」とナインの気持ちを代弁した。  被災地の子供たちを支援する新ユニホーム。4戦全勝すれば付加価値も付くはず。東北の「夢」を身にまとい、ともに戦う。

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