代打飯原やりました！恩返しの一打

セ・リーグ ヤクルト５―３中日

（5月3日 神宮）
　同点の７回１死二塁で、ヤクルトは代打ユウイチの代打、飯原が勝ち越し二塁打を放った。「コーチに恩返しができる。ずっと使ってくれた監督にも応えたかった」。続く青木の適時打でホームを踏むと、長引く不振から解き放たれたように、大きなガッツポーズが出た。

　この打席の前までの打率はわずか５分３厘で、４月は２軍落ちも経験した。降格が決まった日、自主トレを共にするベテラン宮本から届いたメールにも励まされた。

　ファームでは連日の特打。「安打が出てなくて、早く打とう打とうというのがあった。安打が欲しくて思い切り振れてなかった」という。自身の打撃をビデオで確認し、好調時を思い返した。

　飯原は「試合はまだまだある。レギュラーを取れるようにしっかりやるだけ」と気合を入れ直した。
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