名手まさか…打球見失ったイチロー「本能的に捕りにいった」

[ 2011年5月2日 08:24 ]

レッドソックス戦の9回1死、ローリーの打球を追い(左)、打球が太陽と重なり見失い捕球できず三塁打となり(中央)、送球するマリナーズのイチロー

マリナーズ2―3レッドソックス

 マリナーズのイチロー外野手は1日、ボストンでのレッドソックス戦に「1番・右翼」で出場。4打数無安打で、連続試合安打は8で止まった。内容は左飛、二ゴロ、空振り三振、左飛で打率は3割1分7厘。2―3でサヨナラ負けしたチームの連勝も5でストップした。

 2―2の9回1死、レッドソックスのローリーが右翼へのライナーを放つ。太陽と重なったこの打球をイチローが見失い、サヨナラ負けにつながる三塁打としてしまった。

 イチローは試合後、「本能的に捕りにいってしまった」とさばさば。午後の日差しの中、バットで捉えられた直後にボールが視界から消えた。直感だけで落下点にたどり着いたが「捕ることは難しい。というか(可能性は)ないに等しい」と分かっていた。シングルヒットにしてしまうという判断もあったが「みすみすヒットをあげるという印象もつらい。やっぱり(捕球に)トライしないと、というのが強かったかな」。ボールは右ももに当たり、右翼ポール際を転々。10年連続ゴールドグラブの名手は「難しい判断だった」と振り返っていた。(共同)

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