松井は最悪の4月…打率も出塁率も三振数も

[ 2011年5月2日 06:00 ]

<アスレチックス・レンジャーズ>9回、空振り三振に倒れる松井

ア・リーグ アスレチックス2―11レンジャーズ

(4月30日 オークランド)
 アスレチックス・松井は4打数1安打で、4月は最後まで不完全燃焼だった。開幕直後に故障者リスト入りした07年を除けば、4月の月間打率・242、出塁率・303、20三振はいずれも自己ワースト。本塁打2はワーストタイの低調ぶり。本人は状態を「別に悪いとは思っていない」と考えているが、数字については「皆さんで判断してください」と自己評価を避けた。

 この日の相手先発ルイスは、過去10打数で2本塁打を含む5安打とお得意さま。その元広島の右腕に対し6回には内角球を右前打したが、他の2打席は持ち味を発揮させてもらえなかった。最終打席では2番手トムコの前に3球三振。最後はボール球のカーブを空振りし「見送りたいところでしたけど…」と理想とのギャップを口にした。

 チームも投手陣が今季初の2桁失点を喫し、大敗。ジェラルド・ペリー打撃コーチが「(松井には)本塁打量産を期待しているわけではない」と話すように、打点はチーム2位の12と面目は保っている。しかし、地区3位の現状からア軍が浮上するには、松井の奮起が不可欠だ。

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2011年5月2日のニュース