中継ぎ初登板・菅野、連投でも7人から5K

[ 2011年5月2日 06:00 ]

<東海大・筑波大>8回表2死一塁、筑波大・平井を三振に仕留める東海大・菅野

首都大学野球 東海大3―2筑波大

(5月1日 平塚)
 2回戦3試合が行われ、今秋ドラフトの目玉である東海大の菅野智之投手(4年)が、筑波大戦(平塚)で今季初めて中継ぎとして登板。1点を勝ち越した直後の8回から2イニングで打者7人に対し4者連続を含む5三振を奪った。球速も今季最速の152キロをマーク。圧巻の投球内容で今季2つ目の勝ち点奪取に貢献した。

 今季初の連投となった菅野が、鉄腕ぶりを発揮した。完封勝利した前日の初戦は最速148キロ止まりも、この日は今季最速の152キロを2度も計測。「菅野から得点は取れないと思わせるように、力でねじ伏せにいった」。1安打こそ許したが、最後は4者連続三振で試合を締めくくった。「勝ち越さなくても8回から菅野でいくつもりだった。引き分けなら3連投だった」と横井人輝監督。エースの獅子奮迅の快投で、勝ち点1差の首位・日体大への追走ムードも一気に高まった。

 日体大が2日の武蔵大3回戦で敗れれば、勝ち点2で並んで自力優勝の可能性が復活する。「残りのカードは全部勝たないといけない」と菅野。6日の帝京大戦(大田)はリーグ史上8人目の通算30勝が懸かる節目の一戦。リーグ最多タイの9季連続優勝へ、エースが最後まで投げまくる。

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2011年5月2日のニュース