マエケン中4日も3失点…首位陥落で猛省

[ 2011年5月2日 06:00 ]

<中・広> 7回、同点に追いつかれ顔を歪める前田健(左)

セ・リーグ 広島4-5中日

(5月1日 ナゴヤD)
 自分への怒りを抑えきれなかった。2点のリードを守り切れず、7回途中に降板した広島・前田健は、悔しさ満面でベンチに座り込んだ。6回1/33失点はエースにとって、受け入れられる結果ではなかった。

 我慢の投球だった。09年9月以来の中4日マウンド。今季ワーストの4四球を出すなど、普段の制球力はなかった。2点リードの7回無死、先頭のグスマンに安打を許した場面で大野投手チーフコーチがマウンドへ。エース自らが続投を志願したが、その直後、野本の適時三塁打などで同点を許した。「勝てる試合。あそこで追いつかれたのは情けない」。チームを勝利に導けなかったことを右腕は悔いた。

 エースで試合を落とし、首位からも陥落した。しかし野村監督は「中4日で行って、試合をつくってくれた。マエケンは責められない」と話す。結果にかかわらず、前田健が赤ヘル投手陣の柱であることに変わりはない。 

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2011年5月2日のニュース