田中 魂の投球で完投勝利!ホーム開幕戦を飾る

[ 2011年4月29日 16:01 ]

本拠地初戦で完投勝利を挙げ、ガッツポーズで喜ぶ楽天・田中

パ・リーグ 楽天3-1オリックス

(4月29日 Kスタ宮城)
 楽天の田中が魂の投球でホーム開幕戦を完投勝利で飾った。東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台市に戻った楽天はこの日が待ちに待ったホーム開幕戦。先発でマウンドに上がった田中はテンポの良い投球でオリックス打線を6安打1失点に抑え今季2勝目を挙げた。

 「よっしゃー!」。田中がウイニングボールを星野監督に手渡すと、闘将が吠えた。

 誰かのために闘う人は強い。オリックスの先発・朴賛浩を攻め2回1死、岩村からの3連打で満塁とし、中村の左前適時打で先制。なおも2死満塁から聖沢が中前に2点適時打を放ち2点を追加した。

 田中は8回、オリックス打線に連打を許し1死一、三塁のピンチ。後藤の投ゴロで併殺崩れの間に1点を失ったものの、T―岡田を三振に討ち取り最少失点で切り抜けた。

 試合前には楽天の星野監督が「ようやくみなさんの元に帰ることができました」とあいさつ。黙とうがささげられた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年4月29日のニュース