西武最大限の誠意 大石も沢村と同じ「15」

[ 2010年11月17日 06:00 ]

 西武がドラフト1位・大石達也投手(22=早大)に背番号「15」を用意する方針を固めたことが16日、分かった。早大入学直後や大学日本代表でも背負っていた番号ということもあり、6球団競合の末に指名権を獲得した右腕に最大限の誠意を示す。

 この日の快投で全国制覇に王手をかけた大石に、球団が思い入れの深い番号を用意した。渡辺監督は「1位の選手には20番台くらいまでが良いのかな」と話していたが、現在は20番台まで空き番号がない状況だった。かつては「兄やん」の愛称で親しまれた松沼博久も着用。最終的には現在15番を着けている大沼に了承を得てからになるが、黄金ルーキーに最もふさわしい番号と言える。
 巨人からドラフト1位指名された沢村(中大)もプロでは15番を着けることが決まっている。大学No・1右腕を争い、ともに今ドラフトの目玉だった2人が、同じ番号を背負いプロでもライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)できる。大石はドラフト後の会見で「西武はいい投手がいるし、いい球団。ホッとした。投手出身の監督なのでいろいろと教わりたい」と喜びを語っていた。西武は神宮大会終了後に入団交渉に臨むが、その席で新背番号を提示することになりそうだ。

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2010年11月17日のニュース