阪神 “MVP”は元ドラ1内野手「春には新井さんと勝負」

[ 2010年11月17日 15:43 ]

秋季キャンプを終え、報道陣の質問に答える阪神の真弓監督

 阪神は17日、高知県安芸市で行っていた秋季キャンプを打ち上げた。例年より少人数で若手中心だったが、真弓監督は「十分に練習できた。一人一人に声を掛けられたし、目も届いた」と充実感をにじませた。

 指揮官はキャンプの“MVP”に06年の高校生ドラフト1巡目、長崎日大高出で来季5年目を迎える野原将を挙げた。打撃練習では飛距離のある打球を連発してアピール。真弓監督は「体の切れも良くて成長してきた」と評し、来春の1軍キャンプ参加も「間違いない」と太鼓判を押す。本人は「レベルアップしたい。春には新井さんと勝負できるように」と三塁の定位置奪取へ意欲的だ。
 投手陣で目立ったのは左腕の小嶋で、指揮官は「切れのある球が投げられている」と評価。ひじの位置を下げたフォームで球速を増した25歳は「いい感じで投げられた」と満足げに話した。
 故障で今季を棒に振った左腕岩田の復調や、強打が持ち味の森田が力を付けるなど明るい話題が多かった。ほぼ毎日ノックを行い、精力的だった真弓監督は「12、1月で人との差が出る。大事に過ごしてほしい」とさらなる成長を期待した。

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2010年11月17日のニュース