米新人王 ナ・リーグは世界一に貢献のポージー 

[ 2010年11月17日 06:00 ]

 大リーグの新人王が15日(日本時間16日)に発表され、ナ・リーグはバスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)、ア・リーグはネフタリ・フェリス投手(レンジャーズ)とワールドシリーズ進出球団の両選手が受賞した。95年野茂英雄(当時ドジャース)以来、過去3人受賞している日本人選手は得票なし。新人王は全米野球記者協会会員のうち60人(ナ32、ア28)が3名連記で投票し、1位5点、2位3点、3位1点の合計点で決まる。

 5月末にメジャー昇格したポージーは7月から正捕手に定着。出場108試合のうち半分の54試合で4番を務めた。56年ぶりのジャイアンツの世界一に貢献し「2週間の間にワールドシリーズ制覇と新人王獲得なんて信じられない」と声をはずませた。投票はプレーオフ開幕前に締め切り。開幕戦でメジャー初打席本塁打を放ったヘイワードが有力といわれたナ・リーグだが、印象度、貢献度でポージーに軍配が上がった。

 ≪ア・リーグは新人最多Sのフェリス≫球団初のリーグ優勝の立役者の一人となったフェリスは98マイル(約158キロ)の速球を武器に70試合に登板し、00年に佐々木がマークした新人最多セーブの37を更新した。「クローザーとして最善を尽くした。先発でも抑えでも、やれと言われればやる。来季はさらにいい年にしたい」。ドミニカ共和国出身投手の新人王は初めて。1番打者として181安打、103得点でタイガースをけん引したジャクソンに大差を付けての受賞だった。

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2010年11月17日のニュース