完全男 満票で最優秀投手賞 両リーグ受賞は史上5人目

[ 2010年11月17日 08:47 ]

ジャイアンツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、勝利を挙げたフィリーズのハラデー

 ナ・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)が16日発表され、リーグ最多の21勝(10敗)を挙げ、5月にはマーリンズ戦で完全試合を達成したフィリーズのロイ・ハラデー投手が満票で選ばれた。昨季まで所属したア・リーグのブルージェイズでも2003年に受賞しており、両リーグでの受賞は史上5人目。

 33歳のハラデーは最多勝のほか、最多イニングの250回2/3を投げ、防御率は2・44。9完投4完封で、奪三振は2位の219と、4年連続の地区優勝に大きく貢献した。
 全米野球記者協会会員による投票(満票32)で、ハラデーは全員から1位票を獲得。2位は20勝(11敗)をマークしたカージナルスのアダム・ウェインライト、3位はブレーブス戦で無安打無得点試合を達成し、19勝(8敗)を挙げたロッキーズのウバルド・ヒメネスだった。
 日本人投手の得票はなかった。

 ▼ロイ・ハラデー投手の話 受賞は自分にとって特別なこと。他の選手の今季の出来を考えればなおさらだ。リーグが替わった移籍1年目だったが、監督、コーチらが適応を助けてくれた。素晴らしい街でいい同僚に恵まれ、成功できた。思い出深いものになった。(共同)

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2010年11月17日のニュース