薬物使用で偽証…クレメンス元投手を起訴

[ 2010年8月21日 06:00 ]

 米連邦大陪審が19日、薬物使用について偽証があったとして、通算354勝を挙げ、サイ・ヤング賞に7度輝いたロジャー・クレメンス元投手(48)を起訴した。

 クレメンス被告は08年2月、下院政府改革委員会の公聴会で証言。ステロイドやヒト成長ホルモン(HGH)を十数回にわたり注射したとする元トレーニングコーチの証言を全面否定していた。注射はビタミン剤だったと語ったが、元同僚のヤンキース・ペティットが「彼からHGHの使用を打ち明けられた」と証言。起訴を受け、自身のツイッター(簡易ブログ)上で「HGHやステロイドを取ったことはない。うその証言はしていない」と重ねて強調した。
 薬物問題では通算762本塁打の大リーグ記録を持つボンズ被告も、偽証罪の審理が継続中。クレメンス被告の公判日程は決まっておらず、大リーグ公式サイトは有罪となった場合、15~21カ月の収監となる可能性が高いと伝えた。

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2010年8月21日のニュース