4部門で1位も イチロー淡々「勝手にはまってくれる」

[ 2010年8月21日 12:27 ]

ヤンキース戦の2回、2打席連続で中前打を放つマリナーズのイチロー

 【マリナーズ6―0ヤンキース】2回1死一塁で迎えたイチローの第2打席。フルカウントから一塁走者がスタートを切るとヤンキースの遊撃ジーターが二塁ベースカバーに駆け寄った。直後、イチローが外角直球を転がすと、打球は遊撃定位置を抜けていった。一塁走者は楽々と三塁へ進んだ。

 試合後「あれはエンドランではなかったです。ランナーが自動的に走っただけ。(このところ)ヒットエンドランなんかやったことない」とあっさり言った。

 1回には2番フィギンズとの重盗に成功。持ち味の機動力を生かしたプレーにも「(フィギンズは)ほかの選手と違う。(小技ができることは)もう最初から分かっている」と淡々としていた。

 19日に老舗野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が「最高の走塁」、「強肩外野手」など4部門でイチローを1位に選んだ。各球団監督らの意見を参考に走、攻、守それぞれの技術で各リーグ上位3位を選ぶ恒例の企画記事。なかには「最速走者」部門2位と褒めすぎ、とも言える評価もあったが「向こうが勝手にはまってくれる。別に悪くないですね」とさらりと語った。(共同)

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2010年8月21日のニュース