エース涌井で連敗…西武、悔い残す一戦

[ 2010年8月21日 19:42 ]

 【西武4―5日本ハム】前夜は九回2死から3点差を追い付かれ、この日はエースの涌井で臨んだ試合を落とした。西武は3~5日以来の連敗で、5カードぶりの負け越しを喫した。

 打線が序盤の満塁機を生かせずにいると、涌井が三回に4点を失った。1死二塁から上位打線に浴びた4連打は、いずれも3球目以内をとらえられたものだ。渡辺監督が「うまく攻める前にやられてしまった」と言うように、積極的な相手に甘い球を打ち込まれた。
 六回に同点としたものの、踏ん張れない。1死二塁から暴投で三進を許し、中田の犠飛で勝ち越された。暴投となった投球を止められなかった女房役の上本に「勝負のあやが分かっていない」と渡辺監督。変化球で犠飛を許した涌井には、潮崎投手コーチが「パワーで押してほしかった」。勝敗を分けたポイントだけに、悔いが残った。
 1人で投げ抜いた右腕は「粘りとかじゃないと思う」と言葉少なだった。味方の逆転を信じ、九回にも投球準備を続けていたが、その思いも届かなかった。

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2010年8月21日のニュース