２回７安打６失点…二神２軍で再調整

　【阪神１－７広島】阪神のドラフト１位右腕が、初の挫折を味わった。２回を７安打６失点の内容に、二神は「結果もそうですし、自分のものを出せなかった。実力不足」と素直に認めた。

　高めに浮いた球を完ぺきにはじき返された。六回。１点を失い、なお１死一、三塁で前田智に力のない球を右翼席に運ばれた。「胸を借りるつもりで投げたが、きれいに打たれた」と脱帽した。
　２月の沖縄キャンプで行われた日本ハムとの練習試合では１４５キロを計測した直球も、この日は１４０キロ台に乗せるのがやっと。「疲れとかではない」と言い訳にはしなかったが、疲労の蓄積は明らかだった。
　真弓監督は「疲れがあるなら、疲れを取ってからもう一回、球の切れを戻してこないとね」と話した。一時は先発枠入りも期待された新人は、試合後に２軍行きが決まった。