ノムさん、地元で突然の号泣…

[ 2009年11月22日 06:00 ]

故郷の京都府京丹後市の名誉市民顕彰を受け、記者会見で涙を浮かべる前楽天監督の野村克也氏

 前楽天監督の野村克也氏(74)が号泣した。21日に出身地の京都府京丹後市の市制5周年記念式典に出席した同氏は、そこでの名誉市民顕彰のスピーチ中に「生涯丹後を忘れることはありません」と突然、涙を流し始めた。

 この日、亡き両親の墓参りをしたという同氏は「何の涙か分からなかったと思うけど、母親の涙です」と告白。高校時代まで過ごした地元について「いい思い出って何もない。苦労ばかりしている母親を、早く楽にさせたいといつも考えていた」と感慨に浸った。ただ、再び同市に住む可能性については「故郷に帰ってのんびりしたいという考えがないこともない。でもそれは女房次第…」と、最後は歯切れが悪かった。

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2009年11月22日のニュース