深刻問題です…プロ野球年金の今後を協議

[ 2009年11月22日 21:07 ]

 プロ野球の年金運営委員会(委員長=加藤良三コミッショナー)が22日、東京都内で開かれ「適格退職年金」が2012年3月末で廃止されるのに伴い、選手年金の今後の在り方についての説明が行われた。

 選手年金には監督、コーチ、選手、審判員が加入しており、加入者と日本野球機構(NPB)からの拠出金で運営されている。対象者は現役選手が約800人、年金受給者と待機者が約800人。
 関係者によるとNPBは毎年約6億円を拠出している。現行の制度では、拠出金を税制上は損金として処理できたが、その優遇措置を受けられなくなると、負担額が約4割増えると予想される。
 選手は厚生年金被保険者ではないため、確定給付企業年金などへの移行は難しいとみられている。このため、NPBでは解散も視野に今後、協議を続ける。

続きを表示

2009年11月22日のニュース