えぐる!早大・斎藤“プロ前哨戦”で真っ向勝負宣言!!

[ 2009年11月22日 06:00 ]

フォーラム終了後、ヤクルト・青木(左)から「がんばって」と激励される新主将の斉藤佑

 セ・パ誕生60周年記念として行われるプロアマ交流戦「U―26NPB選抜―大学日本代表」の一戦が、22日に東京ドームで行われる。21日は両チームの予告先発投手が発表され、大学日本代表は早大の斎藤佑樹投手(21)が大役に指名された。指揮を執る榎本保監督(54)は投手陣に内角攻めを指示し、金星を狙う。なお、U―26NPB選抜は広島の前田健太投手(21)が先発する。

 短い言葉に思いを込めた。近い将来、ライバルとなるであろう同世代のプロとの一戦。大学日本代表のエースとして先発を務める斎藤は「持てる力を全部出して、全力で頑張りたい」と真っ向勝負を誓った。
 セ・パ誕生60周年を記念して行われる今回の一戦。だが、斎藤は単なる親善試合とはとらえていない。「実力を試すことができるのは凄く大きいこと。今持っている実力が、プロにいったらどのレベルなのか試したい思いでいっぱいです」。巨人の亀井や坂本らバリバリの1軍クラスを相手にどこまで通用するのか。登板は1イニングの予定ながら、今回の一戦を自らの力を試す格好の試金石とするつもりだ。
 大学日本代表を率いる榎本監督も本気モードだ。法大グラウンドで前日練習を行ったが「プロの打者は金属バットを持っているようなもの。だから打たれてもいいから、とにかく内へ攻めてほしい」と内角攻めを指示。斎藤と同じく来秋ドラフト上位候補の中大・沢村、早大・大石ら150キロ以上の速球を武器とする投手陣を次々に投入し、虎視たんたんと“金星”を奪いにいく構えだ。
 この日、斎藤は大学日本代表の前日練習には参加せず、早大第100代主将として、OB会にあたる「稲門倶楽部100周年記念フォーラム」に出席。元西武監督の広岡氏やオリックスの岡田監督ら、そうそうたるOBから激励を受けた。「早大野球部の歴史の重みをひしひしと感じました」。輝かしい歴史と伝統を誇る早大のエースとして恥ずかしい姿を見せるわけにはいかない。ましてや既に前売り券は完売し、4万人以上の観客が詰めかけることは必至。これまで大舞台では必ずといっていいほど力を発揮してきた斎藤が歴史的マウンドに立つ。

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2009年11月22日のニュース