松井秀「久しぶりな感じもするが…」

[ 2009年10月7日 09:57 ]

地区シリーズを前に、打撃練習するヤンキース・松井秀。手前はロドリゲス

 2年ぶりに臨むポストシーズン。練習後、グラウンドで記者会見したヤンキースの松井秀は「久しぶりな感じもするが、いつも通り入れると思う」とすがすがしい表情で語った。

 入念な柔軟体操とキャッチボール後の打撃練習では、鋭い当たりが戻ってきた。地区優勝決定後、4試合で1安打と調子を落としたが「ここ数日よりは良くなっている。いい状態で入れるんじゃないかな」と手応えを感じている。
 ポストシーズンでは勝負強さを発揮してきた。5度出場して打率3割2厘、6本塁打、26打点。それでも目標の世界一には届かなかった。入団した2003年にワールドシリーズに進んで敗退。04年はリーグ優勝決定シリーズ、05年から3年は地区シリーズ敗退。昨季はプレーオフにも出られなかった。
 4年契約の最終年。契約更新がなければ「ピンストライプ」では最後のチャンスになる。「5番・指名打者」を任される松井秀は「何か変えるということはない。普段から準備して備えているので舞台が変わっても特別変わらない」と平常心を強調した。
 悲願達成はなるのか。短期決戦の怖さはよく知っている。「1試合で大きく形勢が変わる。1勝の意味は大きいので、勝っていくだけ」と気を引き締めた。(共同)

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2009年10月7日のニュース