女性に支えられた?日本ハム 地域密着“大当たり”

[ 2009年10月7日 07:51 ]

<日・西>ペナントを前に記念撮影する日本ハムナイン

 【日本ハム5―4西武】04年に北海道に移転してから6年。日本ハムは、地域密着の球団としても完全に成功を収めた。当初は雪国というハンデを抱えた野球発展途上地域の北海道にプロ野球チームが根付くのかと疑問視されたが、4季目の07年に初めて黒字を計上。新庄、小笠原ら人気選手が退団しても観客動員は右肩上がりで、08年は移転後最多、リーグ2位の187万3931人を記録した。

【試合結果
日本ハムグッズ


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03年8月10日 引越し前に勝ててよかった…ハム3年越しの“初勝利”

 地道なファンサービスが実った。チームのマスコットキャラクター「B☆B」の背番号は212。移転当初の北海道の市町村数だ。「北海道日本ハム」と名乗る限りは道内で地方試合をやるという信念から帯広、釧路、函館と拡大し、今季は2軍ながら日本最北端の稚内でも主催試合を行った。
 また、中学3年生を対象にベースボールアカデミーを開講。ちなみに07年楽天の高校生ドラフト1巡目の寺田龍平(札幌南)はその第1期生である。藤井球団社長は「ある調査によると、ファイターズファンのうち91・8%が“北海道のチームだから応援している”との回答だった。さらに札幌ドームの来場率の55%が女性」と胸を張った。

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2009年10月7日のニュース