16勝目ならず…杉内実らぬ11奪三振

[ 2009年10月7日 00:16 ]

6回オリックス2死一塁、暴投で進塁を許し、天を仰ぐソフトバンク・杉内

 【ソフトバンク0―2オリックス】リーグトップに並ぶ16勝目を目指したソフトバンクの杉内は、2失点完投の好投も実らなかった。自責点は0。1、2回とも野手の失策が失点につながり、秋山監督は「エラー絡みの点ばかりだった」と残念がった。

 尻上がりに調子を上げるいつもの杉内だった。11奪三振のうち、5回以降に九つ。9回でも直球に勢いがあった。援護に恵まれず白星は手にできなかったが、今季の奪三振数を204に伸ばし、涌井(西武)を抜いてリーグトップに立った。
 残す11日の今季最終戦は和田が先発予定で、先発はこの日が最後。救援で登板する可能性は残っているが、4年ぶりの最多勝のタイトルを自らつかみ取ることはできなかった。悔しさを押し隠すように、試合後の左腕は多くを語らずに帰途に就いた。

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2009年10月7日のニュース