WBC戦士が一発“競演” 勝ったのは青木

[ 2009年5月3日 16:34 ]

8回ヤクルト1死、青木が右越えに決勝のソロ本塁打を放つ

 【広島2―3ヤクルト】ヤクルトは0―2の5回、宮本とデントナの適時打で同点とし、8回に青木が2号ソロを放って勝ち越した。2番手の木田が3勝目。9回を締めた林昌勇が7セーブ目。広島は栗原の2ランで先制したが、投手陣が踏ん張れなかった。

 ≪青木「もう大丈夫」≫ヤクルトは2―2の8回1死から青木が勝ち越しの2号ソロを放った。カウント2―1と追い込まれていたが、フルスイングでカットボールを完ぺきにとらえ「広い球場だけど、入ると思った。よく飛んでくれた」と試合を決めた一発に満足げだった。
 開幕から不振が続いており、4月30日の中日戦で頭部に受けた死球の影響も心配される。しかし青木は「もう大丈夫。この感じでいければいい」と復調への手応えをつかんだ様子だった。

 ≪悔しい栗原≫4回に先制の2ランを放った広島の栗原だったが、1点を勝ち越された直後の8回2死一、二塁では空振り三振に倒れた。フォークボールをとらえることができず「思ったより落ちなかった。球を見すぎた」と悔しそうだった。
 腰に張りが出て欠場が続いていたこともあり、調子は万全ではない。好機で期待に応えられず、栗原は「厳しい球ではなかった。久しぶりに先発で出ているので、振りたいという気持ちもあった」と責任を感じていた。

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2009年5月3日のニュース