球児　巨人戦で初の屈辱…「失投やね」

＜神・巨＞９回無死、藤川球児は坂本勇人に勝ち越しソロを浴びガックリ

　【阪神５―６巨人】阪神は球児がまさかの決勝弾を浴びた。同点の９回無死、先頭の坂本に投じた３球目。１５１キロ直球を左翼席に運ばれた。「失投やね。また頑張ります」とがっくり。藤川が決勝弾を浴びるのは、０８年５月４日の中日戦で李炳圭にサヨナラ弾を浴びて以来だが、巨人戦では初の屈辱。０７、０８年の２被弾に、今季は早くも並んでしまった。

　「９回だからサヨナラ勝ちしかない。セーブが付くパターンじゃないから、いい投手から先に出した」と真弓監督。４回に能見が逆転３ランを浴び、最後も球児が被弾。「ホント、坂本１人にやられた」と吐き捨てた。
　昨季から続く巨人戦の連敗は１０となり、３日も負けると１リーグ時代の１９４０年から４１年にかけて喫したワーストの１１連敗に並ぶ。ショックが残る敗戦となったが、真弓監督は「あした、勝ちます」と前を向いた。