早大窮地10季ぶりの3連敗…後は頼むぞ斎藤

[ 2009年5月3日 06:00 ]

 東京六大学野球春季リーグ第4週第1日は2日、神宮球場で1回戦2試合が行われ、第1試合は立大が早大を5―2で下し先勝した。立大は05年春以来、8季ぶりの早大戦勝利。早大は04年春以来、10季ぶりの3連敗を喫した。第2試合は慶大のエース中林伸陽投手(4年)が完投で今季2勝目を挙げた。

【日程と結果


 早大はエース斎藤を温存し、松下を先発に起用したが2―5で敗戦。04年春以来、10季ぶりの3連敗を喫した。応武監督は「斎藤は(先週の)火曜に投げているので酷使することも考えたが、松下が立大戦に相性がいいので懸けてみた」と話したが、結果的には裏目。斎藤は5回と8回に2度ブルペンで肩をつくったが、出番はなかった。法大に敗れているためすでに自力優勝の可能性はなく、立大戦でも勝ち点を落とせば優勝はほぼ絶望的となる。就任後初の3連敗を喫した指揮官は「どこから修正していいのか…。あすはもう斎藤でいきます。エースに懸けて頑張ります」と斎藤の先発を明言した。

 ≪立大 ドラフト候補・戸村が完投≫ドラフト候補の戸村が6安打2失点、150球の完投で早大戦初勝利を挙げた。チームも05年春以来8季ぶりの早大戦勝利に「日差しが強くめまいもしたが早大打線が調子悪かったみたいです」。最速148キロ直球に序盤はフォーク、5回以降はスライダー中心と配球を変え7回無死満塁も右飛、遊ゴロ併殺でしのいだ。巨人の織田スカウトも「低めの制球力を磨けばもっとよくなる」と評価。04年春以来の早大戦勝ち点を狙う坂口監督は「(きょう3日先発予想の早大)斎藤以上の強い精神力で臨む」と気を引き締めた。

続きを表示

2009年5月3日のニュース