去年とは違う!坂本に巨人主力の自覚十分

[ 2009年4月22日 22:39 ]

決勝打の巨人・坂本は、お立ち台でガッツポーズ

 【巨人3―2ヤクルト】1点を追う8回2死一、三塁にドラマが待っていた。巨人は終盤の逆転で連勝を5に伸ばした。

 打席には坂本。1点差に追い上げた6回の第3打席では、二死満塁で二ゴロに倒れていた。名誉挽回のチャンスに「いい場面。打撃の調子もいいし、思いきっていってやると思った」と燃えた。フルカウントからの6球目。「高めに意識を置いて、低めの変化球は振らないように。低めのいい直球なら仕方ない」との狙い通り、わずかに浮いた直球を右中間へはじき返す。試合を決める2点二塁打に「気持ち良かった」と笑った。
 今季が定位置をつかんで2年目だが、20歳にして既に主力としての自覚は十分だ。「去年と違って1打席の結果に一喜一憂しなくなった。それまでの打席が駄目でも、試合の中でしっかり切り替えている」。心構えはしびれるような勝負どころでも変わらない。精神面の成長も見せた。
 6回の好機で凡退した阿部、好投の内海や救援陣も報われた。原監督は「みんながカバーしあっていい勝ち方だった」と喜ぶ。2位とは3ゲーム差。早くも独走態勢を築き始めようとしている。

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2009年4月22日のニュース